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2003.9.19◎夕刊フジ 平成15年9月19日

菅原文太 亀井に 熱烈“仁義”
総裁候補 意外な応援団(上)


「彼はサムライ、絶対勝つんじゃ!!」

“毒まんじゅう”飛び交う「仁義なき戦い」に、文太が殴り込み!俳優の菅原文太氏(70)が、自民党総裁選(20日投開票)で劣勢が伝えられる前政調会長の亀井静香氏(66)に「彼はサムライだ。絶対に勝ってほしい」と熱烈エールを送るのだ。情勢は「小泉首相、圧勝」とされるが、2人は意外な接点で結ばれた“盟友”で、菅原氏は「大統領選ならワシも「トラック野郎」を動員し、応援するんじゃがのう」とまで熱をあげている。


「弱者救う政治してくれる」

TV競演で親交
「よく同じ広島県出身だと勘違いされるのですが、私は宮城出身。ただ、「仁義なき戦い」に出たことで、広島には知人も多く、第二の出身地のようなところではある。そういう意味でも、(広島県出身の)亀井さんとは縁がある」

天下国家を議論
 菅原氏は、亀井氏との交友についてこう語り始めた。
 2人が最初に出会ったのは数年前。テレビ番組で共演したのが始まりで、その際、「お互いファンだという話になった」と意気投合。まもなく、「食事をしたり、お酒を飲んだり、歌を歌ったりする」中に...。
「政治家と肺葉なので気楽に話をしています」「(カラオケは)吉田松蔭が好きだから、私が歌うと喜んでいます」としながらも、「必ず話になるのは、いつも国のこと」などだという。天下国家について熱い議論を交わしていくなか、2人は国を憂う重いがつねに一致する。
「今の日本人は脳天気というか、楽しいこと、目先のことばかりに走っている。でも、中身をよくみれば、地方や中小企業は衰退し、自殺者も激増している。ある意味で明治維新に匹敵、いや、それ以上の変革の時代に来ている」

「小泉サンは具体的でなく視野が狭いネ」

 そのうえで、「小泉首相が具体的に話すのは、郵政事業や道路公団の民営化の話だけ。彼は都会派の人で、上手にモノはいうけど、視野が狭い。小泉さんは、実際に苦しむ中小企業や地方のことを見ていない。見に行くのはオペラやコンサートばかり。苦しむ現場を視察したという話は聞いたことはない」と、小泉首相を痛烈に批判する。
 総裁選では、亀井氏も小泉首相に同様な主張を繰り返しており、菅原氏は「私は明治維新が好き。亀井さんは地方から出た志士の立場で戦いに挑んでいる。今のような逼迫(ひっぱく)した時代は、身を捨てる覚悟で戦う人に本物の改革をしてもらわなければ日本はダメになる」と、“亀井応援団”を自任する。
 そんなカメ応援団には、菅原氏のほか、評論家の西部邁氏、APAホテルグループのユニークな女性経営者、元谷芙美子社長らもいる。

今や明治維新!!
終盤に突入した総裁選では、「小泉首相、圧勝」が伝えられ、永田町では早くも内閣改造の人事情報が飛び交うが、菅原氏は「国会議員の票はどうかしらんが、地方の票はどうなるか分からん。亀井さんにも十分、勝機はあるし、勝ってもらいたい」と話す。
そして、「今は一強百弱の時代ともいわれる。私も様々な場で強い人がますます栄え、弱い者が取り残される傾向があると感じている。弱者ほど声をあげられない時代、私は亀井さんが首相になったら、そういう人を救う政治をすると約束している。もし、やらなかった、その時は全力で立ち向かうとも言ってあります」と締めくくった。


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