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新聞・雑誌等での亀井静香の発言

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2003.10.3◎中國新聞
選挙機に結束強化 行動する政策集団目指す

 自民党の江藤・亀井派(志帥会)の江藤隆美会長が二日辞任を表明し、亀井静香会長代行を後継者として実質的に指名した。近く会長に就任する亀井氏に、流動化が進む派閥の役割や、間近に迫った総選挙への対応などを聞いた。(木原慎二)


---会長就任の決意は。


 江藤会長が、戦う政策集団として仕上げてこられた。今度の総選挙を機に、さらに皆が一致結束して頑張りたい。身の引き締まる思いだ。


---派閥が流動化しています。果すべき役割は。


 派閥のために自民党があるものでもなく、自民党のために日本があるわけでもない。われわれが自民党をしっかりさせ、日本のためになりたい。政策勉強も毎日やっているが、学者集団じゃない。きっちり行動に移す。総選挙で新人を迎え、さらに強力になるよう努力する。
 総裁の小泉(純一郎)さんには、主張すべきところは主張していく。


---阿倍晋三幹事長に代表されるように党も世代交代が進んでいます。


 政治家を若くすればいいのではない。「老」「壮」「青」が協力することが大事。お年寄りが増えている社会で、その英知を生かすのも政治家の役割。阿倍君自身は立派な男。期待している。


---総選挙では、「地方を切り捨てる小泉首相の再選はあり得ない」と主張してきましたが、地方党員は首相を支持しました。なぜでしょうか。


 国民の三、四割が不景気で苦しんでいるのに、残りの人は知らん顔。党員はもう少し、人の痛みが分かると思ったが、変質していた。自分だけ幸せになればいい、との考えがまん延していた。それだけに、世の中を変えなくてはならない、との思いを強くしている。


---地方の景気対策を訴えても支持が広がらない背景に、根強い政治不信があるのでは。


 確かにその点の政治家の責任はあると思う。だが、それより、こんな世の中にしたこと自体が政治家の責任。国民も間違える場合はあり、われわれがそれに迎合してはいけない。円高の状況下では、内需拡大は必要だ。


---総選挙の見通しは。


 選挙の「顔」として小泉さんはいいと言うが、党指示には直結しない。先の埼玉知事選で表れたように、民主党に流れる危険性が高い。自民選挙の中心は中小、零細企業の経営者であり、この方たちが弱っている状況。きつい選挙戦になる。


亀井氏、派閥会長に 江藤氏が辞任表明


 自民党江藤・亀井派会長の江藤隆美元総務庁長官は二日の派閥総会で、会長を辞任する考えを明らかにし、了承された。後任会長には会長代行の亀井静香元政調会長が近く就任する。会長代行は次期衆院選後に決定する。
 江藤氏は今期限りの政界引退を既に表明しており「次の総選挙は亀井氏らが中心となって乗り越えてほしい」と要請した。

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