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デイリースポーツ連載
亀井静香 美しき日本 我が故郷を想う
教育現場の混乱 根は大人社会
2006.11.16

いじめによる自殺、未履修問題…

若者の応援
 木枯らし一番が吹き荒れた11月11、12日の両日、大分、北九州、神戸、大阪に於いて国民新党の街頭演説会を行った。
 寒い中にも拘わらず、大勢の方々が立ち止まって、我々の主張に耳を傾けてくれ、手応えは充分。東京に比べ、地方は都市といえどもやはり一極集中型の経済政策により、格差が拡がっている現状に危機感を募らせているのだろう。
 熱気に包まれた聴衆の反応に心を強くし、今後も各地で街頭演説会を開くつもりだが、今回予想外に男女問わず若者が熱心に聞き入って応援してくれたことで、未来を託す者に我々の目指す政策、国の方向性をちゃんと伝えなくてはならないと感じている。
 今、正に教育基本法改正案を成立せんと、与野党の攻防が続いているが、我々が政府案に反対する理由ははっきりしている。その折々の都合で変えてはいけない不変的な要素が、自公与党が政権を維持するために歪められたと云うことを問題視しているからである。
 教育は国の根幹であるだけに、我々がこれを看過するわけにはいかない。そもそも今、大人社会がちゃんとしていないから、教育現場にもその不均衡が波及してしまっているのだ。

競争社会背景
 虐めによる自殺、未履修問題等目を覆いたくなる状況は市場原理のみを優先した競争社会を背景に、他人を蹴落としてでも強くならなければ、生きる価値がないような風潮に偏ってしまったことに端を発する。
 他の立場を思いやるとか、都合をし合うということをせず、自分の要求をぶつけ、ルール違反もやってのけてしまう。満たされないと必要以上に挫折し自己否定する。
 大人の世界で、強者の論理がまかり通り、弱い者はあたかも「頑張れない価値のないやつ」と決めつけ相手にしない。このことが、子供の世界にも影響し、未来に希望の持てない、世の中を陰湿にしている原因であると考えている。
 この地球は銀河系の中の小さな小さな惑星にしか過ぎないけれど、生ある者は皆様々な事情を抱えながら一生懸命生きている。「自分も辛いけど、相手も辛いかもしれない」というような共感を持ちながら、相手をいたわり支え合って生きていくことが出来ないだろうか。

共生の精神
 共生の精神は教えるものでなく、皆が実践する中で拡がるもの。教育論は100人に聞けば100人とも意見が違うが、我々が先ず実行し子供達に伝えていくことが大切。私も終戦後、外地から引き揚げて来られた開拓団の方々のお世話に駆けずり回っていた父親の背中を見て育った。父親諸君頑張ろう!
 街頭演説会に参加してくれた若い人達を見ながら、あらためてその意を強くしている。
(国民新党代表代行)

※無断転載を禁ず

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