活動実績

新聞・雑誌等での亀井静香の発言

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2006.4.30◎サンデー毎日
小沢一郎民主代表はこういう男
「パワーゲームばかり考えるなら手は組まない」

 4月12日に国民新党結成後、初のパーティーがあった。菅直人(代表代行)さんや鳩山由紀夫(幹事長)さんたちは来たが、小沢さんは来なかった。まず、そういうところから変わらにゃダメだって。大将が引っ込んでいてはダメだ。「戦う」と言うんなら、大将は前面に出ないと。あの人は、すぐ隠れておらんようになっちゃうでしょ。
 自自連立を作ったのは私だからね。小沢さんと野中(広務・元自民党幹事長)さんをキャピトル東急(東京都千代田区)で会わせた。モジモジしていた2人を握手させたんだ。そして私は小渕(恵三元首相=故人)さんのいる官邸に電話を入れ、「オレの目の前で手を握りました」と報告して自自連立となった。翌日から帝国ホテル(同)にこもって小沢さんと政策協議をやった、そういう仲なんだ。
 その後、小沢さんは自自公政権から離脱した。その間、イヤな思いばかりした。協議することなく、勝手に行動してぶっ壊しちゃうから。それじゃあ、なかなか信義が生まれない。今でも不信感はあるよ。昨年、2度ばかり飯を食って、その時は「このままのニッポンじゃおかしい」「ちゃんとしよう」と話をしたけどね。
 自分の考えをズバッと行動に移す決断と行動力は非常に高く評価します。ただ、間違ったことでやってもらっちゃ困る。
 だけど、しょっぱなから変わってないね。小泉首相の政治手法(昨年の総選挙で郵政民営化法案に反対票を投じた前職を公認せず、対立候補を立てるなど)について記者に問われた時、「正しい」と評価したでしょ。そんなこと言うんだったら手を組めませんよ。それと靖国参拝について、あんな無責任なこと言っちゃだめ。宗教法人ですよ、靖国神社は。それを公党の代表が信仰、魂の問題について介入するのはどうか。あの発言は完璧に間違っている。反省せにゃダメだ。
 彼は常にパワーゲームを考える男だからね。どことどこと結んだら勝てる、というような力学ばかりを考えている。それじゃあ、一緒にやれない。来年の参院選で与党を過半数割れに追い込まなければならない。小沢民主党にはしっかり立ち直ってもらわないと困るよ。(談)

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