活動実績

新聞・雑誌等での亀井静香の発言

戻る

2006.10.6◎読売新聞
国民新党代表代行
亀井静香さんに参院選展望聞く
民主支援、自公倒す
佐藤氏との政争に終止符を

安倍内閣の発足で、与野党の激戦が予想される来夏の参院選。広島選挙区(改選数2)では、自民現職2人と、民主、共産新人の計4人が立候補の準備を進めている。その中で、昨年の郵政民営化問題で自民党を離脱した国民新党代表代行の亀井静香氏(衆院議員)が民主党の支援を表明。衆院広島6区を中心に県内に幅広い支持基盤を持ち、その動向が注目される亀井氏に単独インタビューした。

(広島総局 米井吾一)


--来夏の参院選に向けた展望を


 自公の過半数割れに、野党として全勢力を傾ける。そうなれば、衆院から送られた法案は次々と否決され、自公政権はおじゃんだ。公明党も政権を出ていくかもしれない。そうなれば衆院も解散になる。大政党が過半数を取れない場合、キャスチングボートを握るのは少数政党。かつての細川政権もそうだったし、来年の今ごろは綿貫(民輔=国民新党代表)政権になる。

--民主党の小沢代表との選挙協力については


 昨年の衆院選で、自民党はホリエモン(堀江貴文被告)を応援した。自民党のようにだれとでも手を組むことはしないが、政権を倒すためには原則的に民主党を応援するし、社民党とも手を組むこともある。


--衆院選でライバルだった佐藤公治氏を応援すると表明したが


 自公の過半数割れに持ち込むためには当然だし、父親の佐藤守良氏から続いた30年来の政争に終止符を打ちたい。双方の支持者には戸惑いもあるだろうが、かつて衆院に小選挙区が導入された時もそうだった。同じ中選挙区で反目していた宮沢(喜一=元首相)先生の後援会が私を応援し、私も宮沢先生を応援した。


--柏村(武昭)氏を「無所属で」とくどいた?


 小沢代表は、彼(柏村氏)が無所属なら候補を出さないとOKした。くどいたのは、彼(柏村氏)が小泉批判を一緒にしてきた仲だから。でも、彼は自民党を選んだ。本人の選択だし、仕方ない。その結果、私が佐藤氏を応援するのは自然の成り行きだ。


--安倍政権との連携は


 国民新党の政策に自民が賛成するということはあるかもしれないが、こちらからすり寄ることはあり得ない。(自民党に)帰りたいとめそめそしているような議員はいない。(安倍)晋三君は「小泉政治を継承する」と言うが、地方や中小企業の切り捨てなどを本心で考えているはずがない。彼は、内なる政治的良心との葛藤(かっとう)でのたうちまわるはずだ。そんな政権は長く持たない。

〈メモ〉
参院選広島選挙区には、自民党現職の溝手顕正氏(64)と柏村武昭氏(62)、民主党新人の佐藤公治氏(47)、共産党新人の藤本聡志氏(51)が立候補の準備を進めている。

※無断転載を禁ず


戻る

TOPに戻る

バックナンバー