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新聞・雑誌等での亀井静香の発言

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2007.2.26◎日刊ゲンダイ
亀井静香衆院議員がズバリ指摘
「北朝鮮のような安倍内閣は政権の体をなしていない」

日本は連結器が壊れた機関車


 国民新党の亀井静香代表代行がやたら元気だ。通常国会冒頭では、安倍首相に諭すような熱弁が話題になったし、中川幹事長が「閣僚の忠誠心」を問題にすると、すかさず、「北朝鮮みたいだ」とズバリ。自公の選挙協力についてもケチョンケチョンに批判している。改めて、亀井節を聞いてみた。

 私は閣僚を二度やったけど、閣議で起立して総理を迎えたことなんかありませんよ。北朝鮮じゃあるまいし。こうなったのは小泉総理からです。好き勝手に人事をやったでしょう。だから、気に入られたいのが立つわけです。国会では1年生議員が拍手で首相を迎えたこともある。国対の指示だって。アホじゃねえかって、みんな言っていましたよ。日本はおかしくなっているね。忠誠心なんて妙ですよ。しかも、中川幹事長の発言はかえって、安倍政権の足を引っ張った。今の内閣はだらしない、ダメだ、と与党の幹事長が不信任を突き付けたようなものです。安倍政権は政権の体をなしていないね。シッチャカメッチャカです。
 どうしてこうなったか。安倍首相が本心の政治をやっていないからです。小泉改革のせいで、地方は惨憺たる状況です。私の地元では、町村合併で、全部が市になった。これからは肩を寄せ合わないと生きていけない。国にそう言われたからです。ところが、違った。旧町村長は「だまされた」「国が、一緒になれば支援すると言ったのにウソだった」と言っている。「だから、今度の選挙では反自民に回る」と。安倍さんの地元、山口だって、状況は同じです。それなのに、小泉改革を継承しようとしている。本人の政治信条とは別のことをやろうとしている。本心の政治じゃないから、安倍首相には迫力がないんです。
 今の日本は機関車と客車の連結器が壊れている。だから、機関車がいざなぎ景気を超えても客車は置いてきぼりだ。東京という機関車と地方という客車。大企業という機関車と下請け孫請けという客車、従業員という客車。
 大企業は空前の利益を上げているのに、それを還元しないどころか、さらに社員を切り、パートにしようとしている。残った社員には残業代を払わないで済むようにしようとし、政府がそれを法律で決めようとしている。希代の悪政ですよ。
 小泉前首相は「米百俵の精神で痛みに耐えろ」と言ったが、530兆円の借金が800兆円になった。何のためにお年寄りや地方が苦しみ、若者がもがいているのか。こういう人たちからお金を吸い上げ、新しい支配階層が生まれようとしている。おまえたちは働く道具だというのが小泉改革で柳沢大臣は本音をポロッと漏らしただけです。人間を物を作る道具としかみていない。そんなのが内閣に集まっている。
 こんな小泉改革を継承する悪政を許していたら、日本はメチャクチャになります。

※無断転載を禁ず


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