活動実績

新聞・雑誌等での亀井静香の発言

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2007.5.28◎Kyodo Weekly
It's小(ショウ)タイム
国民新党 亀井静香代表代行

カギ握る綿貫代表


 夏の参院選に向けてまっしぐら。5月に入って、福島、山形、宮城の各県を遊説して回りました。
 非常に反響がよかった。杜の都・仙台では街頭で格差是正を訴えてきました。「年金増額、大資本増税」「議員半減、交番倍増」「郵政見直し、地方重視」を掲げて「抵抗勢力に気合いの一票を」と運動を展開していきます。
 候補者による全国リレーマラソンも検討中です。北海道と沖縄から、それぞれ私と綿貫民輔代表の号令一下、たすきをかけた参院選候補者が全国津々浦々次々にリレーをしながら、党の政策をアピールしていこうと考えています。
 先日、綿貫代表と、自民党の森喜朗元首相、民主党の小沢一郎代表、渡部恒三最高顧問らが会われて、渡部さんが夏の参院選は与野党どちらが勝つにしろ小差に終わるから国民新党がキャスチングボートを握ると分析されたそうですが、間違いなくそうなります。そして「神主の綿貫さんが神様になる。小沢もひれ伏すだろうが、森君や小泉君、安倍晋三首相も頭を下げるしかない」とも“予言”されたとか。
 国民新党を飛び越えて、自民と民主の両党が手を握ることはあり得ない。森さんも「小沢さんに急に協力を求めるわけにはいかない」と発言している。
 いまわが党内で郵政民営化法を再改正する法案を練り上げています。政策合意だけでは、本当に担保されるか分からないから改正法案に賛成する政党と政策連合を組むことになるでしょう。参院選後は、綿貫首相の可能性だってあります。
 神様といえば、安倍首相は靖国神社の春季例大祭に「内閣総理大臣」名で真榊(まさかき)料を奉納。他方、A級戦犯の分祀についての議論もありますが、私は政治が介入すべき事柄ではないと考えます。
 そもそも、昭和天皇が靖国神社のA級戦犯合祀に不快感を示されたとする故富田朝彦元宮内庁長官による「富田メモ」については、信ぴょう性がないからです。富田さんが警察庁の警備局長だった時代、私は公安課の課長補佐だったので人柄をよく存じている。天皇の地位や立場をよく理解している方がメモを書くわけがないし、残すわけもありません。
 天皇陛下万歳と言って処刑されていった人間を、戦勝国が勝手にA級、B級と決めたからといって、そんな尺度を陛下がお認めになったり、不快感を示されたりするはずがない。
 ただ、私が首相は靖国神社を参拝しない方がいいと言っているのは、近所(中国や韓国)との付き合いがうまくいかなくなって、女房や子ども(国民)が困ることになるなら、理不尽と思っても我慢してお参りしない配慮が一家の主人(首相)にあってもいいじゃないかということなんです。
 平沼赳夫元経済産業相が病気を克服して、活動を再開できたことはとても喜ばしい。
 彼も私も故中川一郎先生(元農相)の薫陶を受け、親交が始まった。衆院本会議での席は隣同士。声はまだかすれているけれど、元気ですよ。もう亀井のカラオケくらいには歌えると言っているようですが…。早く声が治って私よりもうまく歌えるようになることを望んでいます。

※無断転載を禁ず


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