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新聞・雑誌等での亀井静香の発言

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2007.10.5◎中国新聞
変質抜きに復縁なし
郵政軸に他党と協力も

民主との共闘凍結

亀井静香・国民新代表代行に聞く


与野党が対決する「ねじれ国会」の最中、国民新党が、民主党との共闘関係凍結を打ち出した。郵政民営化見直し法案の提出に十分な協力が得られないのが理由。亀井静香代表代行(広島6区)に今後の見通しを聞いた。 (道面雅量)

ー凍結を打ち出した理由を聞かせてください。

 郵政民営化見直しは国民新党の結党理念だ。参院選で民主党候補を推薦したのは、見直しを進める両党間の約束があってこそ。その信頼関係なくして共闘はない。あとは民主党がどう対応するか。(法案の共同提出を)口約束ではなく機関決定してこないと凍結は解かない。

ーこのままでは国民新党が孤立し、見直しの芽をつんでしまうのでは。

 社民党や無所属議員と協力して法案を出すことも不可能ではない。自民党にも見直し派はいる。民主党は参院で独自法案をたくさん通して衆院に送り、与党を追い詰める戦略だが、うちが引き揚げたらそれは狂う。共産党を入れないと参院でも過半数に達しなくなるから。次の衆院選でも、うちが推薦を外せば郵政票は自民党に流れる。

ー民主党には郵政民営化見直しで国民新党と共同歩調を取ることに慎重論が強い。理由をどう見ますか。

 民主党はもともと市場原理至上主義、小泉改革に近い考えの集団。それが現状を見て、行き過ぎだ、格差解消だと言い出して国民新党の立場に近づいて参院選に勝った。民主党には、それは「ふり」だけかと問いたい。元の体質を改めないと共闘できない。郵政民営化は市場原理至上主義の象徴。株式売却を外資は待ちかまえている。

ー他党にも見直し派はいるだろうが、党という枠組みでは国民新党は孤立を深める。活路は政界再編しかないのでは。

 政界再編は不可避だ。いつまでも「ねじれ国会」ではもたない。選挙を経ようか経まいが宿命だ。国民新党は、あるべき政策を国民に訴え続けるだけ。

ーまず民主党と政権交代を実現してから、見直しを具体化する考えはありませんか。

 そういうテクニックに走ったら、今の大衆社会状況の中では志まで消えてしまう。(郵政民営化見直しという)目的だけでなく過程も大事にしていく。

※無断転載を禁ず


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