デイリースポーツ連載


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亀井静香美しき日本我が故郷を想う

増税より国民所得の引き上げ先決
日本の将来に夢持てれば労働意欲わき、出産しやすくなる

2006.6.1

社会に格差

 新緑が眩しい季節となってきました。広島カープも5月に入って2勝1敗ペースでまずまずと喜んでいたら、ロッテにサヨナラ負けで3連敗を喫してしまいました。
 「残念…」、しかし、我等カープファンは負けることを恐れず、積極的なプレーに大いに湧くはず。今後の熱い戦いぶりに期待するばかりです。
 カープ選手の奮闘と、日に日に育つ新緑の勢いをかき消す増税論議。経済、人口ばかりか国土まで縮小させている政治に忸怩たる思いであります。日本の国土全体が勢いを吹き返し、国民一人ひとりが希望に満ちた社会生活を送れる政策を実現するのが政治の役割であるのに、逆行の一途です。
 「改革」の一言で痛みを押しつけた結果、地方はカラカラに乾き、社会に格差が広がっている現状は、本来政治が目指す国民の幸福感とはほど遠い状況であります。
 中間層が減少していく中で、更に追い打ちをかけ負担を強いる増税策は、全く本末転倒です。
 増税により、生活費を切りつめ、酒も飲めない、何もかも我慢では働く意欲は失せるばかり。歳出削減の緊縮財政及び増税では国民全体が萎縮し、日本経済は益々縮小することは間違いないでしょう。
 日本は世界の預金の6割を保有、外貨準備高8500億ドルに達し、世界のどの国からもお金を借りていないどころか、ご存じのように世界一の債権国です。アメリカは日本からの投資で減税し、経済を活性化させました。「外国にどんどん仕送りをする一方、我々日本人が貧乏して我慢を強いられる」。皆さん、こんな政策はおかしいと思いませんか。
 日本の国土を発展させ、安定した生活設計と老後を維持するためには、増税より先ず積極財政により必要な投資をして、国民全体の所得を引き上げることが先決。

国債依存度も減る

 国民所得が伸びて税収が増えれば、自然に国債の依存度は減るという単純な計算は、誰でも出来ます。楽しみが増え、この国の将来に夢が持てれば父ちゃん達は一生懸命働き、頼もしくなる。かくて安心して子供が産める状況になり、少子化にも歯止めが利く。
 我が国民新党は、北海道から沖縄まで日本中の国民に夢と安心を与えられる政策を実行していくため、積極的に闘います。先ずは今週から全国へ街宣活動を開始いたします。黄色い街宣車を見かけたら宜しく。
(国民新党代表代行)

次回は6月1日付

※無断転載を禁ず

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