デイリースポーツ連載


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亀井静香美しき日本我が故郷を想う

いずれを見渡しても待った無しの状況

2006.9.7

社会格差、人心の荒廃、外交の閉塞状況
弱者を顧みない経済政策で日本は縮小するのみ


 デイリー読者の皆さん、お久しぶりです。1ヶ月ご無沙汰致しました。その間様々な出来事があり、書ききれないほどです。
 その中でも私の選挙区(広島県六区)周辺で大きな変化がありました。民主党の佐藤公治君の参議院選挙出馬のニュースはテレビ、新聞等での報道で既にご承知のことと思います。
 これは父上(故佐藤守良氏)在籍の頃を合わせると30年来の佐藤VS亀井戦争の構図が大きく変わる出来事です。若く将来ある佐藤君が昨年の解散総選挙で、何の実績もないホリエモンの参入によって落選されたことは残念なことであったが、この度「政権交代に近づく為」と云う選択を選ばれたことは、勇気ある決断と受けとめています。
 来年の参議院選挙で「自・公過半数割れを目指し、現在の間違った政策を変える」というこの1点に限って云えば私と佐藤君、国民新党と民主党の目的は同じである。
 2議席を佐藤君と戦う自民党の公認候補者はかつての私の同志であり、私の支持者にも応援している方がいるが、民主党から公式に要請があれば、国民新党は佐藤君を推薦決定し、私も全力で応援します。
 現在の自民党の進める地方切り捨て、弱者を顧みない経済政策では日本は縮小するのみです。自民党総裁選挙を控え、ポスト小泉候補がクローズアップされているが、総理が替わったからと云って、現在の政策を180度転換させることは凡そ不可能でしょう。
 競争原理を追究した結果起きている社会格差、人心の荒廃、モラルハザードによるおびただしい事件、著しい外交の閉塞状況、何(いず)れを見渡しても待った無しの状況であります。
 これらを打開し、我々の目指す政策を実現するためには次参議委員選挙は天王山と考えております。この度我が国民新党は結党1周年を迎え、「筋を通したブレない政治」「人・地方の重視」「競争と共生の調和」の理念に基づいた基本政策を決定し、来年夏の参院通常選挙で公認候補全員の当選を図り、政界の再編成を主導することを綿貫代表以下全員で確認しました。此の決意で一丸となって参議院選挙に向かいます。
 「小異(こだわり)を捨て大義を果たす為前進するのみ」が私の信条です。故郷と美しき日本を再生する為頑張って参りますので、引き続き応援とこの欄のご愛読をお願い申し上げます。


参議院選挙は天王山
こだわりを捨て大義を果たす為前進するのみ


(国民新党代表代行)

次回は9月21日付

※無断転載を禁ず

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