自民党総裁選2
昨日の名古屋、本日の池袋駅前での街頭演説において私亀井静香が皆様に訴えたのが、このまま小泉政権が3年続いたら、日本はアメリカと中国の狭間で溶けてなくなる。今のこの状況は、我々の生活をもっと豊かにしていけるのにやらない人災である。将来子や孫の為に必要な生活環境整備をやり、内需を拡大して景気をよくしなければならない時に逆のことをしている。儲からなくして金を返せと中小零細企業を締め付け、地方を切り捨てハゲタカ外資により我々日本人の資産はどんどんなくなっている。民が元気がないときは官が引っ張れば良い、民(たみ)の竈に煙が起たなくて御輿が担げるか。私は無駄な公共事業は一切させない。現に建設大臣の時に22のダムを中止し、政調会長時には223の公共事業をばっさり切った。政治家が覚悟して決断していけば何でもできる。やる気がないからできない。北朝鮮に対してだって経済制裁を考えるべきだ。またノドンを防ぐ為迎撃ミサイルを関東だけでなく日本中にすぐに配備しなければならない。私は2S(スケールとスピード)で思い切ってやる。これらを断行していけば我々日本人は世界のどの民族にも負けない。また治安は管轄のない、いつでもどこでもすぐやる警察に制度を改革する。外交に関しても日米同盟は重視すべきだが、アメリカに対して独立国家として誇りを持って言うべきことを言わなければならない。何よりも政治家の腰が引けていることが、国民に対して恥ずべき状況を作っている。政策と政治手段を以て争われるべき総裁選が青木さんや村岡さんなど自分達の利害損得で行動するようなことがあっていいのか。そんなことがまかり通ったら日本はお終い。日本が奈落の底に突き進むことを政治家として黙っていられない。断固として戦い、阻止する。その訴えに対して、応援に駆けつけてくれた石原慎太郎東京都知事の以下応援演説である。
「亀ちゃんと俺は人生劇場ではないけど深い縁で結ばれた義兄弟のようなもの。15年前の自民党総裁選で派閥力学による総裁選びを阻止しようと、派閥執行部の決定した総裁候補に対抗して出馬した時、亀井が血眼で走り回ってくれた。以来の盟友である。息子は小泉内閣の閣僚で、女房は小泉首相の遠縁に当たるが、そんなことに拘わっていられない。今の日本は太政官制度さながらの中央官僚の支配下にある。多くの国会議員は役人の言いなりになっている。北朝鮮問題にしてもそうだ。国民は怒っている政府は何をやっているんだと。亀井候補ひとりだけ経済制裁を言っている。小泉総理に言っても何もやらない。他の2人も何も言わない。正面向かって何故言わない、国家のプライド、名誉をどこかへやってしまった。言える政治家と言えない政治家の違いを国民が解らなければならない。行政が必要なことをすぐやることが国民の為になる。その為には役人を使いきる見識、腕力、大きな声もいる。それらを持った政治家・亀井静香を宜しくお願い致します。」
ありがたいことに名古屋・池袋の街頭演説は石原知事のお陰もあり、暑さの厳しい中にも拘わらず、たくさんの方が耳を傾けてくれ更にご熱心に応援して頂いた。また私の支援者の方々が党員にお願いの電話を掛けてくれているが、極めて高い割合で私を支持してくれている。何かうねりのようなものを感じ、ますます元気が出てきた。最後まで戦い抜くぞ!
2003年9月21日 亀井 静香
街頭演説 IN 池袋 弁士:石原都知事
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夕刊フジ9月11日【1面】夕刊フジ9月11日【2面】
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