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節分に一念「日本の未来を決し、皆で幸せになる!」

 本日節分の日につき、昨年までの世界中で起こった自然災害及びテロによる悲惨な人災、また我が国を取り巻く諸般の懸案事項を全て振り払い、今年こそ皆が幸せになれる良い年にしなければならないとの一念を掛けて豆撒きをして参りました。
 年頭のご挨拶が遅れてしまいましたが、本年は現在議論されている様々な政策面で、日本の未来を決する年になると考えております。個々についての私の思いは当HPの21世紀の革命的改革の政策公約でも述べておりますし夕刊フジ掲載の「闘将亀井静香」でも触れておりますのでご一読頂ければ幸甚でございますが、とにかく今のままでは日本はアメリカと中国の狭間で溶けて無くなってしまうという思いで一杯であります。
 本年年明けの1月9日よりアジア太平洋議員フォーラム(APPF)がベトナムで開催され、超党派の議員達と共に団長として参加して参りました。此は元総理の中曽根康弘先生がアジアの発展と拡大を促す為にアジア各国の国会議員が連携を深めようという意図で創られたものでありますが、昨年の開催国中国はいうに及ばず、今年のベトナムももの凄いエネルギーを感じ、このまま日本の空洞化が進めば、近い将来アジアのあらゆる国々に追いつかれ現状維持どころか遅れをとってしまうことにもなりかねないとの思いを強く致しました。ベトナムはかつてフランス、アメリカという欧米列強国に加えアジアの大国中国に攻められ、何れも負けることなく退けたパワーある国でありますが、人心にその誇りとパワーが持続しており、あらゆる分野で日本からも生産過程を委託するほどの技術力を持ち、何れ大国になることは間違いないと推察致します。
 我が国は一部の大企業が莫大な利益を得て経済状況が好転しつつあるといっても、実際は中小零細企業は持ちこたえられず倒産が相次いでおります。反対に技術を要する部品を中国等で大量生産される製品の下請けとして、何とか持ちこたえている我が国の町工場が担っているのが現実で、産業の空洞化は進むばかりであります。
 講演テレビ等でも主張しておりますが、かつて世界第一位の経済大国となった日本のエネルギーはマンパワーであります。大した資源もない小さな島国日本が世界列強の仲間入りしたのは、貧しくともお互いに助け合う共生の精神と何ものにも怯まない大和民族の誇り故で、現在の日本は物質的には豊かになりながら魂が欠けているように思います。
 アメリカ流の合理化即ち弱肉強食は日本の風土にはなじまず、「皆で良くなろう」という共生の精神、弱者を切り捨てない努力が今正に必要であると考えております。経済も国家も人間の営みの上にある、それを旨に郵政民営化、三位一体改革に反対の姿勢を貫き、直面している問題全般に体当たりしていく覚悟であります。
 節分の日に自身の心を清め、今年も頑張ろうと気合いを入れた次第でありますが、本年も何卒ご支援を賜り、併せてご指導の程宜しくお願い申し上げます。

節分に 招福願い 一念す 弱者に利して 国家繁栄

2005年2月3日 亀井 静香

※無断転載を禁ず

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