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郵政国会会期延長に、不退転の覚悟

 本日19日の国会会期末を目前にして、今国会中に郵政民営化関連法案を成立させようと、55日間8月13日までの会期延長が決まりました。
 何れにしろ、国民の利益に繋がらない欠陥政策を容認するわけにはいかず、我々は正々堂々と反対していくのみであります。
 しかし最近の自民党執行部、他党幹部の発言には看過できないものがあり、私及び他の総務は度々警鐘を鳴らしてきましたが17日の総務会で以下の発言を致しました。
 先ず第一点は郵政民営化関連法案が否決されたら解散と幹事長自らが発言しているが、政府が提出した法案が否決されたら、先ずは内閣総辞職が筋であり、与党幹事長として身を挺して解散を阻止するべきである。
 次に反対に廻った議員は公認しないと脅しているが、多数の候補者を公認しなくて野党を有利に選挙を行って自民党は存続できるのか。
 政策で他党の選択支持を受け入れれば、自民党の政策を他党が決めることになる。
 以上三点について武部幹事長に強く諭しました。
 自民党内で合意を図っている最中にも拘わらず連立相手の幹部が郵政解散なら反対した自民党議員を支援しないとの我が党への党内干渉に対して執行部が甘んじているのはゆゆしきことであります。
 このような時期に、私事ですが6月27日より7月3日まで東京国際フォーラムにおいて油絵展を開催致します。詳しくはお知らせに掲載しておりますのでご参照の上お出掛け頂ければ幸甚です。
 雌雄を決する攻防の真っ最中に下手な絵の個展を開くなど、我ながらあきれつつ、概ね今回の展開が予測できた今春、以前作った自作の和歌を絵に込めたいと満開の吉野を訪れ、潔く咲いては散る桜に思いを託した先人の武将達の覚悟を思いながら描いた絵を始め、日々の活動を通して私の日記ともいえる絵を恥ずかしながら皆様にご覧頂き奮起しようと思い立った次第であります。
 昨年秋に衆議院永年勤続を賜りました際に誓った「功無きを恥ず、今からの生き様で総括する」の心意気で今後も邁進して参りますので、この上ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。

何故に心惹かるる櫻花 咲くを惜しまず 散るを惜しまず

2005年6月18日 亀井 静香

※無断転載を禁ず

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