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世界の平和、輝け日本!

 64回目の8月15日を迎え、数多の尊い命が失われ、終戦を迎えた我が国が現在平和であることに心からの感謝と亡くなられた方々の思いをしっかりと受け継ぐ責任が今生きている者の務めであるとの思いを馳せ、久々に「こう思う」を書いております。

 さて、私の心中は平和に感謝しつつ、情けなさもひとしおです。

 と云うのも戦後生き残った人々が必死に踏ん張り、目を見張るような復興を遂げた日本が、現在は自ら平和を守る努力もせず、又百年に一度の経済危機にも蔓延と無力感を感じているのみでは情けない。

 痛ましくも死を覚悟で敵に向かった、或いはあの戦火を潜り必死に生き抜いてきた日本人の魂はいったい何処へ行ってしまったのか。

 今ここで奮起しなければ、我が国の平和と安定は勿論、世界の平和は到底おぼつきません。

 私は世界で唯一の被爆国である日本こそが、世界の彼方こちらで起きている貧困と紛争を無くし、何人も平和の喜びを享受出来る世界を創るため先頭をきって努力をするべきだと考えております。

 世界の平和なくして、日本だけがいつまでも平和でいることなど不可能です。

 日本国民の奮起と、政治がきちっと機能しなくてはなりません。

 昨今各政党のマニフェストを見比べ、バラマキだとかビジョンがないとか盛んにマスコミが書き立てていますが、そんなことを言っている状況ではない。

 小泉改革以来の失政で痛んでいるところ、困っているところにきちっと手当てをして再生し、更に発展させるためにありとあらゆる施策を講じなければ日本の展望はありません。

 ビジョンなき政治は有り得ず、国民を幸せにするのが政治であります。

 広島で遠くからキノコ雲と惨状を見た私の原点は戦争を防ぎ、平和を守ることです。

 先にも述べたように今を生きる私達が、平和で国民がいきいきと輝く豊かな国を後世に引き継いでいくことが多くの戦争犠牲者の方々に対しても務めであるとあらためてかみ締めています。

巡りきて 平和の礎 かみしめる
我等が努め 輝け日本

2009年8月16日 亀井 静香

※無断転載を禁ず

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